共著論文が出版されました:ウェルシュ菌が産生する二成分毒素ポアの段階的成熟機構

2026-09-28 #membrane-protein#paper

ウェルシュ菌イオタ毒素の膜結合成分Ibが細胞膜に孔(ポア)を開ける過程の構造変化を、クライオ電子顕微鏡で明らかにした論文が掲載されました。

Ibが放射状に集合した超複合体(Ibロゼッタ)を手がかりに、通常は一過性で捉えにくいポア形成途中の構造を連続した多型として可視化し、7個のIb分子が隣り合う分子へ順番に構造を変える、ドミノ倒しのような段階的成熟機構を示しました。

Ib分子が放射状に集まったIbロゼッタの姿は、私たちが専門とするインフルエンザウイルスで古くから知られている、膜タンパク質HAが作るHAロゼッタを思わせるもので、名前もそこから取っていただきました。

本研究は、京都産業大学の山田等仁客員研究員・津下英明教授らとの共同研究です。

詳しくは京都産業大学プレスリリース、京都大学プレスリリース、医生物学研究所の紹介記事をご覧ください。関連する論文はResearchページにまとめています。